歯周病の方は、かみ合わせの変化が問題になることがしばしば起こります。
単純に歯が移動するということもありますが、今回はかみ合わせの変化を含めて顎のズレのご説明をいたします。
歯周病の進行で顎がズレる!?
歯周病が進行してくると、歯が揺れて沈み込むようになります。全体的に歯周病が進行すると、噛んだときに歯列全体が沈み込むようになり、あごの関節も沈み込むようになります。
顎の関節は、軟骨などの柔らかい組織でできていますので、関節自体の位置が変化することがあるのです。
顎の位置の変化は噛み合わせや歯の移動を引き起こすの?
あごの関節が沈み込むとあごの位置が変化し、かみ合わせが変化して、ほかの歯に負担がかかってくる場合があります。歯周病の方の前歯が出っ歯になってきたり、歯が凸凹してくるのはこういった噛み合わせの変化によるものです。
噛み合わせの変化は歯周病にもよくないの?
噛み合わせの変化が起きて、歯に負担がかかってきてしまった場合、一生懸命歯磨きをしたり、歯周病の治療として歯石を取る処置をしたり、歯茎の手術を行ったとしても、一時的にはよくなるかも知れませんが、長期的には悪化の一途をたどることになります。
歯周病が進行したら噛み合わせの検査が必要ってことですか?
歯周病治療の際には、かみ合わせの問題も含めて検査を行い、あごの位置がずれていたり、かみ合わせの高さが低くなっていたり、ずれたりしていないか、診査をする必要があります。
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お口の状況などを確認させていただいたうえで、必要な検査のご説明、疑われる状態のご説明などをいたします。
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